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キャリアを見直したくなる瞬間、1位は“停滞感”給与不満を上回った、働くミドル世代の本音

ミドル世代の正社員330人調査

会社員が「もっといい選択肢があるかも」と思う瞬間の1位は、給与でも人間関係でもなく「スキルアップよりも目先の業務をさばく毎日が続いているとき」(42.7%)——“停滞感”でした。ところが、いざ動こうとすると82.7%が自分の強みを言葉にできず3人に1人(31.8%)は市場価値を一度も確かめたことがない。「動きたいのに動けない」構造が、330人調査で見えてきました。

調査サマリー

42.7%

見直したくなる瞬間の
1位は「停滞感」

82.7%

自分の強みに
何らかの不安がある

31.8%

市場価値を一度も
確かめたことがない

キャリアを見直したくなる“瞬間”、1位は給与ではなく「停滞感」

「今の職場や働き方について、ふとした瞬間に『もっといい選択肢があるかも』と思うことはありますか?」という質問(複数選択可)で最も多く選ばれたのは、「スキルアップよりも、目先の業務をさばく毎日が続いているとき」(42.7%)。給与・評価への不満(37.9%)を上回りました。明確な不満よりも“成長できていない感覚”が、キャリアを見直すきっかけになっています。

  1. 1位スキルアップよりも、目先の業務をさばく毎日が続いているとき42.7%
  2. 2位頑張りに対して、給与や評価の伸びが物足りないと感じるとき37.9%
  3. 3位同世代が外の世界で活躍している話を聞いたとき29.4%
  4. 4位ワークライフバランスや副業など、柔軟な働き方に興味が湧いたとき27.9%
  5. 5位今の会社に定年までいるイメージがどうしても湧かないとき26.1%
  6. 6位尊敬できる先輩や上司が少なく、将来のロールモデルがいないとき25.8%
  7. 7位特に不満はないが、自分の可能性を試してみたいという好奇心がある19.1%

n=330・複数選択可・上位7項目(合計は100%を超えます)

では動けているのか——「強み」を自信を持って言えるのは25.5%だけ

停滞感を抱えても、いざ動こうとして最初にぶつかるのが「自分の強みを言葉にできない」壁です。「社外の人から『あなたの強みは何ですか?』と聞かれたらどう感じますか?」(複数選択可)に対し、自信を持って実績やスキルを答えられるのは25.5%。最多は「なんとなく答えられるが、他者と差別化できているか不安」(35.8%)で、82.7%が自分の“強み”に何らかの不安を抱えていました。

  1. 1位なんとなく答えられるが、差別化できているか不安35.8%
  2. 2位経験が他社でどう役立つかイメージが湧かない30.9%
  3. 3位忙しく働いているが、いざ「強み」と言われると言葉に詰まる28.5%
  4. 4位自信を持って実績・スキルを具体的に答えられる25.5%
  5. 5位資格・経歴はあるが、市場価値に直結しているか自信がない22.7%
  6. 6位強みを客観的な視点で整理してほしい15.8%
  7. 7位市場価値をどう調べればいいか分からない15.5%

n=330・複数選択可(合計は100%を超えます)

動けない理由はもう一つ——「自分の現在地」が見えていない

もう一つの壁が、自分の市場価値が見えていないことです。「今の仕事を通じて市場価値が上がっている実感はありますか?」では、最多が「特定の分野には自信があるが、他社で評価されるかは確信がない」(40.9%)。さらに3人に1人(31.8%)は「市場でどう評価されるか一度も確かめたことがない」と回答しました。「どこでも通用する武器が身についている」と実感できている人は13.3%(約7人に1人)にとどまります。

  1. 1位特定分野に自信はあるが、他社で評価されるかは確信がない40.9%
  2. 2位仕事はこなせるが、最新トレンドに追いつけていない34.2%
  3. 3位市場でどう評価されるか、一度も確かめたことがない31.8%
  4. 4位成長が止まっている感じがして、将来が少し不安28.8%
  5. 5位社内ルールや独自の調整業務ばかり詳しくなっている25.2%
  6. 6位そもそも「市場価値」を意識して働いたことがない19.1%
  7. 7位日々成長を感じ、どこでも通用する武器が身についている13.3%

n=330・複数選択可(合計は100%を超えます)

42.4%が「自分の市場価値を知りたい」

「キャリアについて第三者から情報や事例を得る機会があったら?」という質問では、「自分の経験やスキルがどう評価されるのか、市場価値が知りたい」が42.4%で最多。「同じような立場の人がどんなキャリアを選んだのか知りたい」(36.4%)が続きました。多くの人が求めているのは転職の勧誘ではなく、まず“自分の現在地”を知ることです。

  1. 1位自分の経験やスキルがどう評価されるのか、市場価値が知りたい42.4%
  2. 2位同じような立場の人がどんなキャリアを選んだのか知りたい36.4%
  3. 3位まずは気軽に、業界や職種の動向を知ってみたい34.2%
  4. 4位今後のキャリアの選択肢を整理する材料やヒントがほしい27.9%
  5. 5位自分に合いそうな仕事・働き方の事例を聞いてみたい27.6%
  6. 6位条件次第では、個別に話を聞いてみたい15.2%
  7. 7位第三者と一度しっかり相談してみたい7.3%

n=330・複数選択可(合計は100%を超えます)

考察:きっかけはある、でも「自分の現在地」が見えない

キャリアを見直したくなるきっかけの1位は、給与でも人間関係でもなく「停滞感」でした。強い不満がなくても、成長できていない感覚がキャリアを見直させる——そういう時代になっています。

ところが、いざ動こうとすると足が止まります。自分の強みを言葉にできず(82.7%が不安)、市場価値も確かめたことがない(31.8%)。きっかけはあるのに、自分の現在地が見えないまま止まっている——これが「動きたいのに動けない」の正体です。だからこそ42.4%が「市場価値を知りたい」と答えています。求めているのは転職の勧誘ではなく、まず自分を棚卸しし、現在地を知ること。それが停滞を抜ける第一歩になります。

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調査概要

調査名仕事の強みと市場価値に関する意識調査
調査対象全国の正社員330人(ミドル世代中心・技術職/情報システム/営業/企画ほか)
調査方法Webアンケート(複数選択式を含む)
調査時期2026年5月
調査主体ITトレンドキャリア(株式会社Innovation & Co.)

本調査の引用・転載について

本調査結果の引用・転載は、出典として「ITトレンドキャリア調べ」と明記のうえ、本ページ(https://career.it-trend.jp/content/survey/2026072101/)へのリンクを掲載いただければ自由にご利用いただけます。